探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.117【比叡山麓、秋から冬へ】
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 加賀の白山(左)と木曾の御嶽(右)。湖北の山なみの上に白さが際立つ
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 山麓は鮮やかな紅葉に埋まる
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 左=コシアブラの周囲はひときわ明るい  右=彩り豊かな寺院を訪ねるのも楽しみのひとつ
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 比叡山の山麓へ引越してからまもなく20年になるが、今秋は例年になく眺望と紅葉に恵まれた。なかでも、澄みきった蒼穹に浮かぶ木曾御嶽はめったになく、しばしその景観に釘付けとなった。比叡山鉄道(坂本ケーブル)の「延暦寺」駅で聞いても、白山は見えることも多いが、御嶽は1年に4〜5日しか姿を現わさないとか。
 坂本から横川に登る古道では、コシアブラが日光に黄色の葉を輝かせていた。紅葉の鮮やかさは、寒暖の差と夏から秋の気象条件に恵まれたからであろう。いろいろな要素が重なり合う、この地の良さを噛みしめている今年の晩秋。この時季、坂本は京都の観光名所なみの賑わいだが、写真のとおり山は静かだ。(2012.11)
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