探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.203【復旧した大杉谷登山道】
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岩壁をトラバースする(宮川第3発電所付近)
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 左=吊橋を渡って上流へ  右=千尋滝(上部)
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 左=平等クラ(「山」の下に「品」)  右=「日本の滝100選」に選ばれている七ツ釜滝
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水に濡れた崩壊地手前の屈曲点
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 左=本流を堰き止める崩壊地  右=堂倉滝
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 左=落葉した広葉樹林(山頂近くで)  右=日出ヶ岳から三津河落山方向を望む
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 2004年の台風21号で大きな被害を受けた宮川水系。「日本三大渓谷」のひとつとして知られる大杉谷の登山道も例外でなく、その後は地元の努力で少しずつコースが延長されてきた。この春に全面開通(宮川第3発電所〜日出ヶ岳)し、今年はちょっとしたブームの様相を呈している。台高山脈の山と谷によく通っていた時代からかなりの年月が過ぎ、様子を知りたいこともあって、リクエストに応じてさっそく企画した。11月下旬が交通機関を使ってアプローチできる期限なので、紅葉の時期を考えて11月5日〜6日の1泊2日で実施した。
 吊橋や鎖が各所に設置されて多くの登山者を受入れる方向だが、岩場をへつりながら遡るコースにはいたるところに危険が潜んでいる。一歩間違えば数十メートルの滑落や転落が予想される場所は何箇所もあり、流れで身体を持っていかれそうなところも目についた。とくに、雨天や増水時の行動は慎重さが求められる。一般登山者向というより、沢登りや岩場の基本技術が必要なコースだといってよい。
 大台ヶ原を取り巻く谷は、スケールの大きな渓谷美と水量豊かでダイナミックな迫力が魅力である。ステップアップして、ぜひ探訪してほしいものだ。
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