探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.224【花を見に冠山へ】
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 冠山(冠山峠近くから)
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 左=行政の歴史を示す標石(冠山峠)  右=緑が美しいブナ林
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 左=ササユリの咲く登山道  右=冠平
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 左=キンコウカ  右=ニッコウキスゲ
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 冠山(越美国境稜線の先に能郷白山が浮かぶ)
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 揖斐川源流の冠山へ、何十年ぶりかで出かけた。「奥美濃」は、若い頃に地域研究をしていた山域で、山住みの人たちから多大な好意と恩恵を受けてきた。また、郷土にまつわる歴史の研究団体に参加し、遺跡や古い地名を探索する活動にも興味をもっていた。そんな徳山村がダムに沈むというので廃村になり(1987年)、道路の付け替えから堰堤の工事が本格化するにつれ、すっかり足が遠のいてしまった(2008年、徳山ダム建設事業完了)。
 越美国境は山深いエリアで、道のない山も多い。ダムが完成したいま、一度はその景観を確認したいし自然環境も気になっていた。そこで、ニッコウキスゲの花の時期を選んで企画した。道路事情がよくなり、以前なら考えられない日帰り山行が可能になった。トンネルや橋梁にかつての集落名などが付いており、位置関係はわかるものの、浦島太郎のような気持でアプローチをはかることになる。
 冠山峠から冠平を経て山頂に達するルートは、広葉樹に覆われて以前の面影を留めており、少しホッとできた。
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 徳山湖(ダムの堰堤から)
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