探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.405【五大山から五台山へ】
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コバノミツバツツジとヒカゲツツジが出現(遠景は左から五台山・小野寺山・鷹取山)
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ヒカゲツツジ
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タムシバ(背後は五大山東側のピーク)
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ヒカゲツツジの下を愛宕山へ向かう
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鷹取山から望む親不知(遠景は鬼ヶ城・烏ヶ岳)
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五台山から鷹取山(左)・愛宕山・五大山を振り返る(遠景は多紀アルプス)
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 丹波市(兵庫県)の北西端にある山々は、標高は低いにもかかわらず険しい地形のものが多い。各所に岩場や滝があって、修験道が古くから栄えたのもうなずける。山名の由来も中国の五台山と思われ、山稜に行場の道が開かれている。北側の京都府との府県境にある親不知は市寺山や滝山・行者山とも呼ばれ、修験の道がつづく。
 数年前の水害による被害が顕著なため、登山講座で出かけるのをためらっていたが、コースによっては可能と判断して計画した。市島側から出発して五大山に登り、五台山まで縦走して岩瀧寺へ下山。そして石生(いそう)に出た。白毫寺から五大山への尾根に登ると、コバノミツバツツジの花に包まれ、やがてヒカゲツツジとの競演になる。上部ではさらにタムシバが加わって見事な彩りが展開していた。途中から強風と霰に見舞われたものの、五大山から愛宕山にかけてのヒカゲツツジを満喫した。タイミングがよかったのか、淡い黄色の花がこれほど連続する光景は初めてである。
 注意事項は五台山からの下山路で、現地で初めて知ることとなった。藤ノ目渓谷に砂防堰堤を造る工事が行なわれており、下部は迂回路を利用しなければならない。ピンクのテープによる誘導がなされているものの、時間が迫るなかどんどん谷筋から離れていくため気が気ではなかった。図面によるルート表示をぜひしてほしいものだ。独鈷ノ滝は以前と変わらない姿だったが、工事による白濁した水流が異様な雰囲気を醸し出していた(2018.4.7)。
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浅山不動尊への道。水流に沿って作業道がつくられている
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独鈷ノ滝
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