探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.450【金剛山の長い道】
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左=二河原邊道(国見城跡〜セト)  右=坊領山
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左=倒木を避けながら進む  右=モチツツジ
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左=楠木城趾(上赤坂城跡)  右=金剛山を振り返る
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遠景右は生駒山(中景に寺山が横たわる)
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富田林を見下ろす(楠木城趾から)
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 登山講座でこれまで何度も金剛山へ登ってきたが、千早赤阪村役場からつづく二河原邊(にがらべ)道は敬遠してきた。京都から行くには時間的な制約が大きかったためだが、足の揃ったメンバーなら可能だと判断して計画する。そのため、できるだけ早く国見山城の広場をスタートし下山路として利用した。
 金剛登山口から千早本道を登り、社務所を経て正午にはライブカメラの前に到達する。この道は人の姿が多く、その人気ぶりを表していた。倒木の処理や道普請があちこちでなされており、とても歩きやすいコースである。
 下山コースに入ろうとして広場から下り始めると、北側の斜面が崩れ落ちていて、カトラ谷に向けてモノレールが設置されている。周囲を観察すると何箇所も崩落していて、ただごとでない状況だ。仕方なく慎重に北側の尾根道へ向かった。植林地の尾根を下ると道も荒れており、ここ数年の大雨や台風被害が見て取れる。先ほどまでの賑わいが嘘のように静まり返り、この道で出会ったのは青崩(あおげ)から登ってきた二人のパーティとセトから下山する単独行の方だけであった。
 尾根の分岐に注意しながら城跡の坊領山に寄り道し、風の通り道になった鞍部や斜面の倒木帯に時間がかかったものの、3時間で楠木城趾に立つことができた。日当たりのよいところでは、モチツツジがピンクの花を咲かせて長閑な光景が見られた。城跡めぐりの道を二河原辺橋に下山し、役場前まで歩くとちょうどバスがやってきた。念願のコースを、やっと踏破することができた(2018.11.27)。
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