探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.451【小豆島の岩山】
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千羽ヶ嶽
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左=山麓の橘から拇指嶽を見上げる  右=拇指嶽の岩場(遠景は内海湾)
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左=千羽ヶ嶽から南西を望む  右=星ヶ城(千羽ヶ嶽の尾根から)
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千羽ヶ嶽(安田から)
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 瀬戸内の穏やかな小豆島は、変化に富む自然景観の島でもある。火山性の地形を反映して、各所で岩山や険しい地形が見られる。
 寒霞溪と星ヶ城だけでは山登りとして物足らないので、千羽ヶ嶽にも登るプランとした。付属峰として拇指(おやゆび)嶽があり、関西ではロッククライミングの場としてよく知られている。せっかくなので、橘から岩のつづく眺望に優れたコースを歩いて山頂に達し、下山は安全性を優先して粟地(あわじ)ダムに回った。
 フィックスロープの張られた岩場を登りきると、拇指平と呼ばれる平坦な尾根に出る。間近に拇指嶽の岩峰が聳え、尾根の先のピークへ登って景観を堪能した。千羽ヶ嶽の最高地点は狭い岩場で、三角点は少し西側に位置している。尾根筋からは、昨日歩いた辺りをよく見渡すことができた。大正時代に造られた三五郎池(溜池)で昼食タイムを取り、安田大川沿いに下山した。
 時間に余裕があったので、ヤマロク醤油の醸造所や島四国八十八所第十三番の栄光寺を訪ね、さらに煖エ實造(小豆島における醤油醸造と販売の創始者)像と佐々木信胤(星ヶ城を築城)廟にも足を運んで、旅に厚みをもたらすことができた(2018.12.2)。
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安田の町なみ
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