探山訪谷［Tanzan Report］

No.50【瀬戸内の山――大平山（佐木島）】

三原港からフェリーで佐木（鷺）港へ上陸

小湯舟山の尾根から見る西側の眺望

左＝「観音さん」付近から大平山（左）と狗山（右）を望む　　右＝露岩が目立つ狗山への尾根

ミカン畑の間を通って幸神登山口へ下山（対岸は竜王山から筆影山の山稜）

佐木（鷺）港の近くにある、小浦八幡宮のウバメガシの巨木

寒い季節にホッとしたくて、温暖な瀬戸内海の島へ出かけた。すぐ隣の因島や生口島は「瀬戸内しまなみ海道」を通って簡単に行けるが、三原市のすぐ前に浮かぶ佐木島は船で渡らなければならない。 　身近な低山であっても、島の山はその環境から独特の空気を纏っている。これまでにも各地にある島の山を登ってきたが、それぞれに人々の暮らしや社会が感じられておもしろかった。山だけでなく、知らない土地を歩くことで、旅の雰囲気も一緒に楽しめる。 　『山と溪谷』（2011 February No.910　山と溪谷社　2011年１月15日発売）の「２月　全国隠れ名山」に紹介した大平山の、掲載されなかった写真レポート。冬ごもり中の人へ、山行のヒントになれば幸いだ。

『山と溪谷』（2011 February No.910　山と溪谷社　2011年１月15日発売）の誌面 ＊本文中の記載に間違いがありました。お詫びして訂正いたします（下段３行目）。「高根（こうね）島」

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