探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.524【三草山と丹州街道】
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黄金色の棚田(遠景は高岳の稜線。能勢町神山で)
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川西・池田方面の眺望(遠景右手の山なみは中山連山)
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前景左から三蔵山・今井岳。遠景はドーム状の羽束山と宰相ヶ岳の尾根
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中景左は寺山。遠景は行者山・烏ヶ岳・大船山(右)など鋭鋒が目立つ
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石積みが残る民田側の道
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井戸(左)が現存する大部(小部)峠
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旧道の雰囲気が漂う内馬場への道
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左=阿古谷毘沙門堂  右=内馬場に残る道標(「左 池田/右 銀山」)
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 日曜日のトレッキングで、久しぶりに北摂の山を歩いてきた。うまくすれば黄金色の棚田が見られるかもしれないと考え、能勢町森上を出発して三草山に登る。長谷の田園風景は有名で、これまで何度か他の講座でも訪れている。違うコースにするため、下山は猪名川町側の丹州街道(池田道)で「日生中央」駅へ戻る予定だ。
 式内社の岐尼(きね)神社に立ち寄り、慈眼寺まで山麓の道を歩く。早々に天気が崩れ雨が降ってきたものの、雨具を着るほどではない。「ゼフィルスの森」の尾根から三草山に達した。着いた時は周囲の見晴らしは悪かったが、昼食の休憩をしている間にそこそこ展望が効くようになる。残念ながら、樹木の成長で山が見づらくなっていた。仕方なく山頂広場の展望図で想像してもらう。
 地形図を頼りに上阿古谷へ向かい、時間があるので観勒上人の開基による毘沙門堂へ立ち寄る。元は三草山の山上に建てられていたらしい。災いを退治するため、三種の草を祀ったことが山名の由来になっている。
 その後は民田(たみだ)方面に向かい、大部(おべ)峠(小部峠)を越えて内馬場に出た。峠付近には茶屋跡や井戸があって、往時の賑わいが偲ばれる。かつてはクヌギの並木もあったようだが、一部の区間でその片鱗を覗かせていた。内馬場で旧街道の道標を確認し、「彫刻の道」を通って駅に着く(2019.9.22)。
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