探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.561【空路の景観】
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和歌山県岩出市付近(紀ノ川に右側から貴志川が合流する。間の雲の中は龍門山)
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中景の山なみは、左から二上山・大和葛城山・金剛山(手前は富田林周辺。遠景に畝傍山や音羽三山が見える)
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生駒山(左奥にカーブを描く木津川。右端に若草山が姿を見せる)
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淀川に架かる下流から豊里大橋・鳥飼大橋・鳥飼仁和寺大橋(茨木市の背後に竜王山・阿武山など。右端は男山)
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 遠方から大阪国際(伊丹)空港へ帰る楽しみは、空からの眺めだ。出発地によって航路が違うため、どこを通って着陸するのかいつも気になる。
 長崎からの帰途は、高知沖の太平洋に出たのち、和歌山から内陸部を北上して伊丹に降り立った。前線の影響で雲の中を飛んでいたが、高度が下がると地上の景色が見え始める。紀ノ川を越えたらすぐ富田林の「万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔」(PL教団)が現れ、馴染みの山々が姿を覗かせていた。市街地のビルが手に取るような近さになると、北摂の山が背後に横たわる。ほどなく着陸した。
 空路だけでなく、新幹線で京都へ帰る場合もできるだけ窓側に座って、思いがけない山が見えないかと目を凝らす。そんな時間の過ごし方も山の魅力ではないだろうか(2020.3.31)。
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