探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.843【日高川の矢筈岳】
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左=コース上の巨樹  右=山頂近くの細い尾根
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左=岩場に目立つシャクナゲ  右=矢筈岳頂上
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遠景左は生石ヶ峰。中景右は白馬山
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最遠景左手は城ヶ森山と右へ護摩壇山・龍神岳。最遠景右手に鉾尖岳と崖又山(鉾尖岳の左手前に高甲良山が重なる)
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遠景左は白馬山脈(左手の最高峰は城ヶ森山)。最遠景中央に護摩壇山・龍神岳・耳取山(手前右手のピークは寒川辻近くの1123.3m峰)
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前景右は清冷山(遠景右に牛廻山と玉置山)
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遠景左は十津川村の山々。遠景中央は牛廻山と玉置山(右は冷水山と安堵山)
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田辺湾(手前は芳養方面)
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舞ヶ辻峠付近の山稜と南部・印南方面
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御坊方面(海岸の手前左は当田山。中央左に城山。右手は和佐山)
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左=鷲ノ川  右=鷲ノ川ノ滝(鷲ノ川観音堂)
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左=加納諸平(江戸時代末)の歌碑(鷲ノ川観音堂)  右=谷筋の梅林
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小釜本から見上げる田尻城跡(中央)
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日高川(小釜本付近)
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 和歌山県内で最長・最大の流域を誇る日高川(二級河川)は、紀伊半島の地質と複雑な地形を反映して蛇行を繰り返す。御坊の河口から護摩壇山近くの源流まで景観は変化に富み、県中部を代表する河川だ。上流は白馬(しらま)山脈と果無(はてなし)山脈が東西に走り、山深い印象をいっそう強める。
 真妻山に登った日は御坊市内で泊まり、翌早朝に出発して日高川町へ向かう。中流にある小釜本(こかもと)は旧中津村にあり、中心地の西原(本郷)からコミュニィティバスを利用する。
 弓弦をかけるための溝(矢筈)に似た山容が名称の由来で、山上は岩稜のアップダウンがつづく。谷筋と中腹までは植林地が多く、林道が発達しているのでアプローチは容易である。鷲ノ川沿いに上流をめざし、土場跡上流の登山口から取りつく。階段の多い道だが、傾斜が緩くなると歩きやすい山道になる。上部は岩場が次々と現れ、鎖が設置されているところもある。シャクナゲが出てくると頂上は近い。昨日同様の好天に展望を楽しむ。内陸へ入ってきたため、白馬山脈の山稜がより近くなった。
 北西の751m峰に田城城跡がある。江戸時代の『紀伊続風土記』に玉置氏の屋敷跡があると記されるが、時間の制約があるので諦めた。往路を戻り、鷲ノ川ノ滝と観音堂前に立つ「あら鷲の雨雲はふく風はやみ岩きる滝の音どよむなり」碑に寄る。田尻付近ではウメの花が日光に輝いていた(2023.2.17)。
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