探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.878【北ノ俣岳・黒部五郎岳の景観】
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遠景は水晶岳・ワリモ岳・祖父(じい)岳・鷲羽岳(太郎山付近から)
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北ノ俣岳頂上から薬師岳を振り返る(遠景左手に奥大日岳と剱岳が見える)
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薬師岳東南稜(中景)の向こうに赤牛岳(右)と針ノ木岳(最遠景左)・蓮華岳(最遠景中央左)
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黒部川源流と遠景左からワリモ岳・鷲羽岳と三俣蓮華岳(中央右手)。最遠景中央左は大天井岳。右に槍ヶ岳
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北ノ俣岳から望む黒部五郎岳(中景中央左)への稜線(遠景右は笠ヶ岳)
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遠景左から抜戸岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・木曾御嶽(北ノ俣岳頂上から)
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赤木岳・北ノ俣岳の稜線(中俣乗越付近から)
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黒部五郎岳(黒部五郎ノ肩から)
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黒部五郎岳頂上から黒部五郎カールを見下ろす(遠景中央は水晶岳。右へワリモ岳・鷲羽岳。手前の台地は雲ノ平)
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水晶岳(手前は雲ノ平と祖父岳)
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ワリモ岳(左)・鷲羽岳(右)。手前右は三俣蓮華岳
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 薬師岳山荘を出発して、この日は北ノ俣岳・黒部五郎岳から黒部五郎小舎まで歩く予定である。行程は厳しくないので、開けた景観と咲き始めた夏の花を楽しみに歩く。
 太郎山から広く緩やかな尾根を進むと、行く手に馴染みの山々が姿を変えながら近づいてくる。反対に薬師岳は遠ざかり、大きな山容だけが指標になる。北ノ俣岳では笠ヶ岳・乗鞍岳・木曾御嶽が前後に重なり、見事な風景が展開する。周りを見渡すと黒部川を中心に左右両岸の稜線と支稜が波打ち、北アルプス中南部の山々が数多く姿を見せる。
 中俣乗越から黒部五郎岳に取り付き、標高差400mほどをジグザグに登れば、足下に北面のカールが伸びやかに広がっていた。あすの双六岳は巻道で花を見るつもりなので、この山は岩稜をそのまま進む。ただ、地形図に表現できない小さなアップダウンがつづき、ルートとスタンスに気を使う。静かなコースのお蔭で、二度ライチョウの家族に会うことができた。
 かつての印象は、沢を溯行しハイマツを漕いで稜線に達した光景しか覚えておらず、尾根からの景観はほとんど忘れている。この山行で地形とスケールを確認でき、嬉しい一日になった(2023.7.18)。
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稜線で出会ったライチョウ(下の写真はヒナ)
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