探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.879【弓折岳の展望】
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双六平を振り返る(遠景は水晶岳・鷲羽岳)
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樅沢岳・樅沢東峰の稜線
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双六岳
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弓折乗越から望む、左から奥穂高岳・ロバの耳・ジャンダルム・天狗ノ頭・間ノ岳・西穂高岳(遠景右は霞沢岳)
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蒲田川を挟んで焼岳(中央左)と乗鞍岳(中央右)が並ぶ
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鏡平
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わずかに覗く北鎌尾根
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大キレット(左手)は明瞭だが、北穂高岳の山頂は雲に覆われたまま
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抜戸岳(左)〜大ノマ岳の稜線(弓折岳から)
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 笠ヶ岳の山稜は、双六谷(金木戸=かなきど=川)・打込谷を溯行してから抜戸(ぬけど)岳までの区間しか歩いたことがない。鏡平にも寄りたかったので、弓折(ゆみおれ)岳を含めてコースを計画した。
 双六岳は2019年に来たが、樅沢岳から西鎌尾根を槍ヶ岳に向かったので、尾根の様子を見ることができたらと期待もしていた。残念ながら、この日の天気は悪化の方向で、いつから風雨が強まるかがカギになる。
 黒部五郎小舎を出発した時はガスに覆われていた。だが、三俣蓮華カールに入る頃から日射しを感じられるようになった。やがて、近い山稜がはっきりわかるようになる。ただ、南西側から吹き上がってくる雲に何度も覆われ、風も強いのでウィンドブレーカーが必要。
 双六池から弓折岳のコースに入ると、強風の間隔が開いて左俣谷側はクリアになった。しかし、槍ヶ岳や北穂高岳などの高峰群はまとわりつく雲に包まれている。三等三角点の頂上(中平)で粘ったものの、晴れるチャンスはないと判断し鏡平へ向かう。予約していた鏡平小屋で休んでいると、乗鞍岳・焼岳方面が急に見えなくなった。ならば、雨が降る前に下山しようとわさび平小屋への変更を依頼する。
 下降をはじめると、シシウドヶ原へ着く前に雨が降り始めた。濡れた石と溝のように水が流れる小池新道を慎重に下山する。小屋でゆっくり風呂に入れるのが嬉しい。夜はいっそう強い雨となった。
 未踏の弓折岳に登れ、笠ヶ岳への山稜も確認できた。迫力ある槍ヶ岳〜穂高連峰西面は望めなかったが、懸案事項をひとつ減らせたので満足だ(2023.7.19)。
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鏡平(遠景は樅沢岳の山稜)
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焼岳
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